五臓の「脾(ひ)」という概念は、概ね胃腸の働きのことを指します。高温多湿の日本では、この脾が弱ることが多く見られます。昔から、朝鮮人参がよく飲まれていることでもわかるように、脾は常にフォローしておくのが、健康な生活の必須条件になると思います。
脾の病変としては、胃の痛み、消化不良、むかつきなど、いろんな症状がありますが、ストレス等で気分まで害されている場合は、人参に麝香牛黄まで入った、感応丸を飲まれると早く気分が良くなるでしょう。
ストレスを感じると、一般的に、血液の流れが悪くなると言われますが、自覚症状としては、脾に現れることが多く、脾は気を悪くします。気は、五臓の機能を低下させるので、疲れを感じてしまいます。
やる気がなくなつたり、何となく身体のだるさが抜けなくなり、免疫が落ちてるように感じて、風邪が長引いたり、咳が止まらなかったり、肺にも影響を与えやすいです。
一気に脾を元気にすることは出来ませんが、症状に応じて、健胃顆粒、健脾散を飲まれるといいでしょう!
むかつきや二日酔いの場合は、黄連の入った漢方、たとえ、黄連解毒湯などがいいでしょう。
なかなか、気分が戻らない場合は、前述の、感応丸の服用や、さらに肝が弱ってる場合もあり、木鶏丹やサプリメントですが、スクワレン(サメミロン)を加えた方がいいかもしれません。
日常的に、脾を補う場合は、生姜や柑橘系の物を、まめに食べることも、大事なので、これからの季節は、鍋物で温まってみてください❗️
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