漢方処方は、原料の生薬が、何種類も組み合わされて成り立っている。なぜ、そんな多くの原料生薬が組み合わされたのかと考えると、いろんな面白いことが考えられます。
根本的な漢方の考え方や、生薬の自生する地域などにより、処方が決められていった歴史も存在します。
その中でも、加減法といって、基本的な処方に別の生薬を加えたり、そこから生薬を減らしたりと、症状によって加減する方法も、よくとられています。
西洋医学の投薬と違い、十人十色に合わせていく方法がこの加減法で、それを取得することが、漢方を極める近道にもなるでしょう。
漢方処方は、似たような処方が多く存在しています。その、ひとつひとつの意味を考えてみるのも、楽しい学習にならります。 |