ななころび漢方(30) 漢方の極意
2024/12/20
 漢方というのは、東洋哲学から派生したものなので、身体のバランスをとることで免疫を上げ、病気のいやな症状を軽減したり、結果的に健康で長生きすることができる医療であると思われます。

 さらに、先生と患者さんが同じテーブルで一緒に解決策を考えるという相互関係も非常に大事にされています。

 その極意は、「肝心要」「肝腎要」という2種類の
「かんじんかなめ」に代表されると思います。

 漢方特に中医学で語られている、肝、心、脾、肺、腎、という概念は、その単独の働きも重要ですが、お互いの相互関係も大事になってきます。

 いくら、血液を増やしても流しても、免疫やパワーをあげたりしても、要らないものを尿や便で出したり、汚れてる血液を解毒したりしないと、健康は守られるものではありません。
 
 確かに、西洋医学は、科学の粋を極めた論拠で固まられていて、薬剤師の立場としても論理的には納得するものであります。

 でも、それだけで癌や子宝や生活習慣病が治っていくと考えられません。身体の細胞の基となるのは、食事を主とした生活習慣と考えられるし、医療だけが健康な生活の柱になるとも思われません。

 西洋医学と漢方と食事などの生活習慣、そしてストレスをどう軽減するかなど、健康に生活していくには、様々な要因があると思われます。

 その中で、漢方の位置づけは、症状の軽減と命を長らえる、この2点しかないかもしれません。

 症状の軽減には、西洋医学の薬とのコラボレーションも必要だし、命の問題は、哲学、心理学、宗教なども絡み合っていくこと多々存在します。

 われわれ漢方に従事している者は、その点も含め、そして目の前のお客様の笑顔を求めていくことが、極意かもしれません。

 乱筆乱文で失礼いたしました。

ななころび漢方(29) 冷え対策
2024/12/20
 やっと冬将軍がやってきて、毎朝、起きるのもつらくなってきた昨今ですが、皆さんは冷えの対策はされてますか?

 温かい食べ物、鍋物やラーメンうどんお蕎麦などの麺類などが好まれていると思いますが、それにプラスして漢方を活用してみてはいかがでしょうか?

 まず、冷えの原因は、前にも書きましたが、血液が少ない、血液の流れが悪い、そして、身体の免疫力というかパワーが不足している状態があげられます。

 血液を増やすには、当帰という生薬の配合されている「婦宝当帰膠」そして、牡蠣肉エキスの「ワタナベオイスター」の服用をお勧めいたします。

 血液を流すには、丹参が配合されている「冠元顆粒」、そして、牛黄の配合されている「霊黄参」や「霊黄参丸」などがお勧めです。

 身体のパワーを上げてやるには、鹿茸の配合されている「霊鹿参」の服用がお勧めです。

 もちろん、婦宝当帰膠と冠元顆粒うぃ一緒にお湯に溶かせて服用する方が、効果を実感できます。

 風邪やインフルエンザで、ゾクゾクしている時は、霊黄参、霊鹿参と一緒に、グロスミン源液を服用するのも、かなり早く体調が良くなるのでお勧めです!

ななころび漢方(28) 疏肝
2024/11/06
 漢方、特に中医学の領域では、根幹の部分は、活血、補腎にもうひとつあげるとしたら、疏肝理気が考えられます。

 簡単にいうと、血液を流すことに、肝腎の力を上げ身体を元気にすることに、ストレスに打ち勝つ肝の力や胃腸の働きを元気にすること、になります。

 個人的には、痰という概念、身体の中にたまっている不要な水分や血分を排出することも大事だと考えています。

 血液を増やし流したり、肝腎の力をあげ腎臓や肝臓の機能を上げることは、中医学の基本ではあるが、

 最近の中国でも、疏肝理気を重要視している中医師の方も多く見られます。つまり、ストレスを軽減して、胃腸の働きを上げないと、生活習慣病などの症状を軽減することは難しいと考えられています。

 よって、逍遥顆粒、加味逍遥散や、きゅう帰調血飲第一加減に、健胃顆粒(香砂六君子湯)、健脾顆粒(参苓白朮散)などを、服用されることが多い!

ななころび漢方(27) 西洋薬の解毒
2024/10/18
 どうしても医療で気になる部分は、生活習慣病などで、多くの種類の医科向け医薬品を処方されて、飲まないといけないと医師にも薬剤師にも強要されることである。

 化学薬品が原料となる医科向け医薬品の連用による、骨粗しょう症などが気になるところでもある。

 中国では、漢方薬の併用による、医科向け医薬品の効果を上げたり、副作用や蓄積作用の軽減を図っている。

 これは、日本の医療現場たとえば病院では、ほとんど行われてはいない。

 中医学を軸とした漢方薬局では、それが可能であり、成果も出てきている。

 なお、抗ガンの化学療法の副作用軽減にも、使われているのが、注目するところである!

ななころび漢方(26) のどの痛み
2024/10/18
 のどの痛みは、風邪やインフルエンザ、コロナ等の感染症には、必ず起こる症状である。

 一般的には、ボルタレンやロキソニンなどの消炎鎮痛薬が、お医者さんで出されることが多いが、それだけでも治らないことが多い。

 のどの痛みは、粘膜が弱っていることも多く、漢方薬や漢方サプリメントで治ることが多い!

 常備しておいて欲しい漢方薬は、涼解楽(銀翹解毒散)、板蘭茶、響声白龍散、の、3種の神器である。

 さらに、肺系(呼吸器や皮膚)が、弱っていることが多く、衛益顆粒(玉屛風散)や冬虫夏草の配合されている処方を用いることもあり、根本的に体質改善まで考えるなら、

グロスミン源液(クロレラ製剤)を活用していただきたい!

ななころび漢方(25) 頭痛
2024/08/23
 頭痛は、多くの方に見られる症状である。市販の頭痛薬で治ってるくらいならいいが、慢性的になると軽い脳梗塞と考えたほうがよくて、信頼できる専門医で検査を受けることをお勧めいたします。

 漢方的に頭痛を考察すると、脳内の酸素不足が、根本的な原因と考えられます。
 
 酸素不足は、脳内の疲労物質が増えることが第一の要因で、それは、生活習慣病の方や、ストレスの強い方や、生活習慣の乱れてる方など、ほとんどに方に起こる可能性があります。

 早寝早起き、朝食をちゃんと食べ、読書をすることが、健康の近道と、有名な脳科学者も言われてますが、頭痛にもあてはまります。

 さらに、脳内の酸素不足は、牛黄が一番重要で、牛黄を含む、感応丸、律鼓心、霊黄参の服用をお勧めいたします。サプリメントとしては、スクアレンの入ったサメミロンの毎日の服用も、酸素が増えるので、予防効果が期待できます。

 もちろん、カウンセリングでストレスを取り除くことも必要だと感じます!

梅雨は、喉や咳にご用心!
2024/07/11
 前回の記事で、梅雨と胃腸の関係を書かせていただいたが、今年は特に、呼吸器系の不快な症状が続く方が多く見られます。

 漢方では、肺が弱っていると判断しますが、呼吸器系と皮膚にその病変が現れてきます。風邪を引いて、咳が残る、喉の不快感や痛みが取れない、など、長期に渡っているのが、特徴です。

 まず、対処療法として、

咳には、麻杏止咳顆粒
喉の痛みや不快感には、響声白龍散や桔梗石膏

それに、漢方の抗生剤の、涼解楽、を、加えるのが早いと思います。

さらに、肺の力をあげるために、

衛益顆粒や八仙丸か天王補心丹、

さらに、酸素濃度をあげる為に、サメミロン

    血液を綺麗ななする為に、プログリーンなどよちゃんとして青汁か
                グロスいたミン源液などのクロレラを、

補助的に、飲んでいただくと、不快感は減ると思われます。

梅雨は胃腸に要注意!
2024/07/02
 関西は、遅れて来た梅雨で梅雨前線のせいか、湿度が高くムッとして、不快指数が高くなっています。梅雨前線の影響は、圧の変化が急で腎機能に影響を与えているので、疲れが抜けなかったり、尿などに影響を与えています。

 さらに、食欲不振や食べても下痢などになり、胃腸の機能が落ちている傾向があります。その場合は、いろんな漢方薬やサプリメントを飲んでも、良くならないことが多いです。

 こんな場合は、運動と食事に一番注意しないといけないでしょう。あまり、炭水化物が欲しくない時は、甘いもの、ゼリーや、くず餅、水饅頭などの和菓子、そして、お腹を調整する、おかゆや薄味の味噌汁や野菜のスープなどを食べるのがいいでしょう。

 漢方薬では、牛黄や麝香の入っている、救心感応丸気を中心に、後は栄養補給のサプリメントを服用してください!

 この症状は、梅雨が開ければ、ウソのように解消します。

千葉大学病院 総合診療科
2024/06/27
 6月23日日曜日にテレビの情熱大陸で、千葉大学病院の総合診療科の事を放送されてました。

 それは、素晴らしい医療で、西洋医学なのにその弱点を克服するようで、大学病院だからできる総合診療かもしれないけど、すごく感銘をうけました。

 これからの漢方相談薬局も、総合診断ができるようにもっと勉強していかないといけないと思います。

 薬に頼らず、運動や食事などの基本的な生活習慣を改めていくこともかなり重要ですが、お客様の不満や不調にもっと寄り添う一つの方向が、総合診断のような気がします。

 これからも、われわれ漢方相談薬局は、漢方を科学することも重要ですが、総合診断をしているお医者様との交流も必要なんだと思います。

 様々な症状を把握し、みんなで相談し、より的確な診断をするよう、精進していかないといけないと気づかされました。

 一度、千葉大学病院の総合診断科のお医者様とお話させていただきたいと思います!

コロナにご用心!
2024/06/27
 マスクをほとんどの人がつけなくなった昨今、コロナがまだまだ流行っています。人の多いところに行かれる場合は、必ず、マスクをしてください。

 その後遺症の、咳や喉の違和感が続いてるかたには、

麻杏止咳顆粒
響声白龍散
涼解楽

の、併用をお勧めいたします。

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